1. |
NEVERENOUGH
03:34
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いつかはバンドがしてみたかった
僕らはいつも吃音と絶句なんだ
疲れても想像で音楽が鳴った
きみは力なく笑ってた
友達のギターが鳴ってるよ 悲しみを突き放したように
淡くまだ何か燃えてるよ これだけは忘れずにいてよ
きみのギターが鳴ってるよ 薄れゆくものを抱くように
死に耐えていながら燃えてるよ どこかで夜が更けてくよ
夏が来るときはいつも茜空と夕立がしのび寄るよりもずっとずっと早く
きみと抱きあった時の光 忘れないよ
言葉にできるものはあるのか ずっとそれだけを想ってた
結局何ひとつ言えることなんてなかった
それでもペン先は尖ってく 新しく初々しく
未だ見ぬ季節を描くために走る
想い出を削るような死の夏はまた来る
たとえこれが造花に水をやるような生活でも祈る手はそこで切り取られるのを待ってる
もう行こう灰皿を戻してさ
明日は まだ始まってすらいないんだ
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2. |
PUNCHDRUNKEN
02:43
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顔を背けた目線に重なった
不自然なくらいに色褪せた笑顔が
すこしずつまたその言葉を返す
「それでもまだ、僕はこれを見ていたいよ」
お前がふっと笑った
おれも少しだけはにかんだ
何が死んでゆくのか? 答えは空に消えてった
この手を差し出して でも何も掴めはしなくて
so fucking empty, so fucking tired
終りが少しずつ早くなっていくよ
あなたの言葉とか目を閉じた音とか
僕らが欲しがった墓標は崩れ去った
許されるのならばその欠片を拾うのか?
それでもまだ、おれは今と生きていたいよ
(punchdrunken)
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3. |
LOWER POP HIGHER LTD.
03:07
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さんざん疲れきって歩いた 空き缶蹴っ飛ばして笑った
「想い出なんていつかは消えてしまうんだよ」って
そう言ってくれたほうがよかった
血が滲んでくるのが怖かった 早く朝になって欲しかった
またあんなふうに笑えたら またあんなふうに泣けたら
どんなによかったんだろうね
イメージに触れる俺の手が
イメージに消える君の手に
重なってゆく瞬間、いま僕らずっと独りきりに
イメージに濡れる俺の手が
イメージに消える君の手に
重なってゆく瞬間、いま僕らずっと独りきりだよ
僕らが見ていたいものはこんなものだったかな
その形は思い浮かぶようなものではなく
朝になって、書き残す 涙も拭かずに
今と生きるってことは震えで書かれることば
Lower pop, higher limited
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4. |
buabm
03:30
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おまえがいなくても誰かがいられるけど
あいつらはそれでも ただ待てど暮らせど
おれには見えないけどきみなら言えるだろう
あいつら いつか消えても世界は手を伸ばした
あなたはページの中おれの手探すけど
そこには、まだいないよ その手でめくっても
おれには見えなくてもきみなら言えるかも
ぼくらがいつか消えても世界は手を放した
おれの手にあった光をぜんぶペン先でなぞった
消せないように燃やした宛先のない書き置き
お前が無視したお前のその見捨てられた裏窓を
こじ開けるために殺した 初めて空を殺した
ああ
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5. |
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断りもなしにドアを叩くそれ以外すべて途切れた夢
外延の外も中に過ぎない最後に見た最果ての終わり
おまえの言葉書き換えても、おまえが変わりはしないってこと
おまえの代わりはいるってこと
それを信じたくはない男
なにか寛容しえないもの、耐えがたいもの、不正なもの
足を踏みだして見つめてみよう 見てもなんにもできないだろ
きみのせいじゃないってこと また誰かのせいにしてみせろ
おまえの手のひら見てみろよ
すべてはそこで踊ってるよ
だんだん明るくなってきた 濃い灰色のまま止まった
額を地面につけてみた すべてが急に止まった
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